ノートパソコンのおすすめサイズは?購入時に気になる選び方を解説
ノートパソコンは据え置き型のデスクトップパソコンと違い、折りたたんで手軽に持ち運べる特徴があります。しかしノートパソコンと一口にいっても、メーカーやモデルによってサイズはさまざまです。
小さいものは幅が22cmほどであるのに対して大きいものでは約38cmにもなり、1.7倍もの大きさの違いがあるためどれを選んでいいか迷ってしまうことも。そこで本記事ではノートパソコンのサイズによる影響や選び方を紹介します。購入時の参考にしてください。
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ノートパソコンのサイズはどこに影響が出る?
ノートパソコンのサイズの違いは液晶画面の大きさの違いだけだと思われる人もいるかもしれませんが、実はそれだけではありません。
実際に使い続けていると他にもさまざまな面で影響が出てきます。以下に主な違いを解説します。
性能
ノートパソコンはサイズが大きいものほど高性能のものが多く、サイズが小さいものはどちらかというと性能が下がる商品が多い傾向があります。
というのもノートパソコンのCPUが高性能であるほど発熱量が大きくなるため、それに耐えるには冷却効果が大きいファンを搭載しなければならないからです。
サイズの小さなノートパソコンのなかにも高性能なものがありますが、動画編集など重たい作業をする場合は大きめのノートパソコンを選んだ方がよりスムーズに作業が進みやすいです。
高性能なCPUを求める場合は、ある程度のサイズのノートパソコンを購入することをおすすめします。
持ち運びのしやすさ
ノートパソコンのサイズの違いは、重量の違いにもほぼ比例すると考えていいでしょう。サイズが大きいものはそれなりに重く、持ち歩くためのバッグも大きめのものが必要です。
クッション性がありノートパソコンが安全に持ち運べる専用のバッグもありますが、いつも使うバッグに追加して持つことになるため荷物が増えてしまいます。
またどこかに置き忘れてしまう懸念もあります。一方でトートバッグやリュックに一緒に入れて運ぶ場合は、ずっしりとした重さが気になるケースもめずらしくありません。
ノートパソコンを持っての移動が多いと腕や肩などに負担を感じる可能性があるので、頻繁に持ち出したり、徒歩で移動する距離が長かったりする場合は、サイズの小さいノートパソコンがおすすめです。
作業のしやすさ
ディスプレイが大きいと文字が大きく表示されるため、目の疲労を軽減してくれます。長時間の作業でも比較的苦になりづらいです。
また一度に多くの情報を表示できるのも大きなディスプレイの得意とするところです。画面を分割して参考サイトを参照しながら、レポートを作成する作業などもはかどるでしょう。
この他大きなサイズのノートパソコンでは、テンキーが付いているものが多いですが、小さいものではテンキーがありません。
数字の入力が多い作業をする場合、テンキーの有無は効率に大きく影響します。外付けのテンキーを使うこともできますが、その分、荷物も増えてしまいます。
またノートパソコンのサイズが小さいと、キーボード1つ1つのキーのサイズも小さくなります。
隣り合うキーとの距離をキーピッチといいますが、このキーピッチが狭いノートパソコンの場合、標準のキーピッチに慣れている人にとっては打ちづらいと感じるケースもあるでしょう。
慣れればスムーズに入力できるようになるかもしれませんが、それまでは入力ミスも起こりやすくなってしまいます。
手の大きい人や長時間ノートパソコンで入力作業をする人は、標準サイズのキーピッチになっている大きいノートパソコンがおすすめです。
ノートパソコンのディスプレイサイズ一覧
実際にあるノートパソコンの大まかなサイズを紹介します。ただしディスプレイサイズはノートパソコンによって変わります。
ここでは13インチと紹介している場合でも、メーカーによってはディスプレイサイズが13.3インチの場合もあり正確なサイズは機種やメーカーによって異なるため、あくまでも目安としてチェックしてください。
数値の詳細を知りたい場合は、メーカーの公式WEBサイトの製品情報で確認しましょう。ノートパソコン本体の裏面などに記載されているモデル名と型番で検索して、メーカー公式の仕様を確認するのが早く確実な方法です。
ディスプレイサイズが同じでも、メーカーやモデルにより、ディスプレイ周りの枠(ベゼル)の太さによっても外形の大きさに影響します。以下に、インチ別の目安のサイズを紹介するので、サイズ選びの参考にしてください。
サイズ | 横(cm) | 縦(cm) | 対角線(cm) |
---|---|---|---|
10インチ | 22.1 | 12.5 | 25.4 |
11インチ | 24.3 | 13.7 | 27.9 |
12インチ | 26.5 | 14.9 | 30.5 |
13インチ | 28.7 | 16.2 | 33.0 |
14インチ | 30.9 | 17.4 | 35.6 |
15インチ | 33.2 | 18.7 | 38.1 |
16インチ | 35.4 | 19.9 | 40.6 |
17インチ | 37.6 | 21.2 | 43.2 |
ノートパソコンの適切なサイズの選び方とは
ノートパソコンは持ち運ぶことを前提とした製品ですが、家庭内のあちこちに手軽に移動できる便利さでホームユースとしての需要もあります。
ノートパソコンをどのように使いたいかによって、選ぶべき適切なサイズはどのように変わるのでしょうか。
ここでは条件ごとにノートパソコンを選ぶ目安を解説します。
重さで選ぶ
出先でメールをチェックしたい、学校に持参してレポートを作りたい、営業先でプレゼンしたい、出張の移動中に資料を作りたいなど、ノートパソコンの活用法はさまざまです。
持ち歩くことが多い人や普段から持ち歩く荷物が多い人は、少しでも軽量のノートパソコンを選ぶと良いです。
重たいノートパソコンを持ち歩くことに疲れて、結局は小さいサイズのノートパソコンに買い替えたり、キャリーケースに入れて移動したりする人もいるためです。
外で身軽に移動したい人は迷わず軽量モデルのノートパソコンを選ぶことをおすすめします。
使用用途で選ぶ
メールのやり取り、インターネットサーフィン、簡単な文書作成、SNS投稿やブログ執筆など、高いスペックを必要としない作業のためにノートパソコンを購入する場合は、13~15インチのノートパソコンで十分です。
メールやちょっとした調べもの、動画視聴などで使う程度であれば、10インチの小さなノートパソコンでも対応できるでしょう。
一方で画像や動画編集、3Dモデリング、実況生配信など、クリエイティブな作業で使いたいのであれば、スピーディーな処理が可能な高性能CPUや、画像処理能力に特化した高機能GPUが欠かせません。
それらの作業を広いスペースで快適に行えるのは、ハイスペックを備える17インチ以上のノートパソコンということになります。
バッテリーの持続時間で選ぶ
移動中や出先でノートパソコンを使う場合は、バッテリーの持ちが良いものがおすすめです。
ハイスペックなノートパソコンほどバッテリーの消費が激しく、短時間しか作業できないものもあります。そのため常に電源ケーブルを持ち歩く人もいるのではないでしょうか。
昨今はファミリーレストランやファーストフード店、カフェなどで充電用のコンセントを備えた席も多く見かけるようになりました。
バッテリーが切れてもいざとなればそのような場所でコンセントに電源ケーブルをつなげば問題なく使えますが、電源ケーブルも持ち歩かなければなりません。
バッテリーの持続時間をできるだけ長くしたい場合は、バッテリーの持ちが良い15インチ以下のノートパソコンがおすすめです。目安として8時間以上長持ちするものだと外でも安心できます。
ノートパソコンは大きく2種類に分けられる
ノートパソコン以外にモバイルパソコン、ミニノートなどの呼び方があります。厳密な定義があるわけではありませんが、ノートパソコンは大まかに2種類に分けられるためここではその違いを解説します。
スタンダードパソコン
スタンダードノートパソコンとは数種類あるノートパソコンのサイズのなかでも大きめのディスプレイを持つものを指します。
一般的には15インチ前後のモデルで、例えばノートパソコンを仕事のメインで使用する時に、使用感が十分なスペックを持つノートパソコンと言えます。
スペックが高ければ情報通信技術が進歩してもある程度は対応できるため、長く使い続けることが可能です。
インターフェースも充実しているため、自宅で据え置き型のパソコンのように大きなディスプレイを接続してマルチディスプレイとして使うこともできます。
いざとなれば折りたたんで持ち運べるため、いつもと同じように外でノートパソコンが使えるのは大きなメリットです。
キーボードの配列やキーの大きさ、キーピッチも標準なので入力作業もしやすく、仕事などでデスクトップパソコンを使っている場合も違和感なく使えます。
スタンダードノートパソコンなら、光学ドライブを搭載しているものもあり、大きめのディスプレイでブルーレイを楽しめます。
ただしその分重くなってしまうため、自宅でメインとしてしっかり使いたい人におすすめです。
モバイルパソコン
モバイルパソコンとは持ち運んで使うためのノートパソコンを指します。つまり軽量でサイズが小さめの10~13インチの小型のノートパソコンです。ミニノートと呼ばれることもあります。特徴はとにかく携帯性に優れていることです。
ノートパソコンとしてのスペックはスタンダードノートパソコンほど性能は高くありませんが、メールのやり取り、SNSやブログの更新、インターネットサーフィンや動画視聴、インターネットショッピング、簡単な文書作成など、あまり負荷の大きくない軽い作業なら問題なくこなせます。
広い画面を必要とする作業には向いていませんが、それらの作業をせず、毎日持ち歩いて軽い作業をしたい人におすすめです。スマートフォンでは画面が小さい、タブレットでは文字入力がしにくいという人にも、モバイルパソコンは便利に使えるでしょう。
小さいのでバッテリーの持ちが良く、出先で長時間ノートパソコンを使いたい人にもおすすめです。メインのパソコンの他に持ち運び専用のサブ機として使い分け分ける人もいます。
内蔵ストレージにSSDを使っているものが多いので、起動も早いことが特徴です。自宅でちょっとした調べものをしたいとき、膝に乗せて気軽に作業したいときにも重宝します。
まとめ
ノートパソコンはどう使いたいかによって選び方が異なります。高価なノートパソコンを持ち運んで落としたりぶつけたりするのが心配という人は、新品でなく中古のノートパソコンも視野に入れてみてはいかがでしょうか。
また高性能のノートパソコンがほしいけれど価格を見て断念せざるを得ないという人には、安価で求めやすい中古の高スペックなノートパソコンがおすすめです。
中古のノートパソコンに関してはBe-Stockにおまかせください。購入から10日以内の交換サービスに対応しているため、万一、ノートパソコンが思っていたより重かったというときには小さいサイズのノートパソコンへの交換も可能です。
中古といっても1年間の無償保証もついてくるため安心です。ThinkPad専門店として25年以上の実績がありますが、近年は多くのメーカーのノートパソコンも取り扱っています。ぜひご検討ください。