パソコンの電源が急に落ちる原因は?5つの対処法を解説
仕事や勉強をしていると「急にパソコンの電源が落ちて使えない!」と、大慌てすることがしばしばあります。
電源が落ちてしまう原因として考えられるパターンはいくつかあり、本体に溜まった熱の影響だったり、システムエラーが起こっていたりする場合などさまざまです。
原因に応じて行うべき対処法が異なるので、まずは原因を特定して適切な対処法を試してみることが大切です。
とはいえ、原因も対処法も見当がつかない方も多いはず。そこでパソコンの電源が急に落ちてしまった場合に考えられる原因と、その対処法について解説します。
トラブルが発生して困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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パソコンの電源が急に落ちる原因
パソコンの電源が急に落ちる原因として「使用環境」「ハードウェア」「ソフトウェア」のいずれかに問題がある可能性が考えられます。
それぞれ解説するので、電源が落ちてしまったパソコンには、どの原因が該当しそうかチェックしてみてください。
使用環境が原因
使用している環境が原因で、パソコンの電源が急に落ちてしまうケースです。ひと口に使用環境といってもさまざまな要因が考えられ、代表的な4つのケースを解説します。
充電不足
まず考えられるのが、充電不足で電源が落ちてしまったケース。ノートパソコンの場合は、バッテリー残量が少なくなって強制終了してしまう可能性があります。
うっかり充電し忘れていたり、充電ケーブルがうまく挿さっていなかったりすることで、充電が足りていない状態になったのかもしれません。
単に充電不足なのであれば、十分に充電すれば問題なく使用できます。
冷却ファンの不具合・故障
冷却ファンの不具合・故障などによって、パソコンが過剰に熱を持って、不具合を起こして電源が落ちた可能性があります。
パソコンには熱が溜まらないよう、内部に冷却ファンが搭載されていますが、不具合で作動しなくなったり、ゴミやホコリで動作が悪くなったりすることがあります。
冷却が追いつかなくなることで、熱による動作不良へとつながるので、パソコンが過度に熱くなっていないか確認してみましょう。
また、冷却ファンが正常に動作していても、放熱用の排気口が塞がれていることで、熱を外に出せなくなっているケースもあります。
知らず知らずのうちに、排気口を塞いでいないかチェックすることも大切です、特にノートパソコンは熱がこもりやすいので、夏場には冷却パッドや外付けファンがあると安心です。
バッテリーの劣化・故障
十分に充電を行っていても、バッテリーが劣化・故障していることで、急に電源が落ちてしまう場合もあります。
ノートパソコンに搭載されているバッテリーは、経年により劣化していくため、劣化が著しく進行すると、起動後に電力が足りなくなり電源が落ちやすくなります。
たとえバッテリー残量が十分であっても、電源が落ちてしまうこともあるので注意が必要です。
バッテリーは充電するだけで劣化するもの。少しでも劣化を抑えるには、充電が終わったら充電ケーブルを外して、バッテリーが減ってきてから充電するのがおすすめです。
電源プラグの抜けやケーブルの劣化・断線
電源プラグが抜けていたり、電源ケーブルが劣化・断線したりすることで、充電が十分にできていないかもしれません。
パソコン本体に挿す、もしくはコンセントに挿す電源プラグが抜けていることで、十分に充電できていない可能性があります。不意に抜けてしまうこともあるので、念のため確認しておきましょう。
また電源ケーブルが劣化・断線していることで、しっかり接続されているにもかかわらず、充電できていないケースもあります。
違うケーブルを試す・新品に交換することで、解決できるかもしれません。
ハードウェアが原因
メモリやHDD・SDDストレージなど、パソコン内部の機器の不具合が原因となって、急に電源が落ちてしまっていることも考えられます。
主に考えられる3つの原因を解説します。
メモリーの不具合・容量不足
パソコンのファイルデータを一時的に保存しておくメモリーに、何らかの不具合が
発生したり、容量不足だったりすることで、電源が落ちてしまうパターンです。
パソコンはメモリーの容量が大きいほど多くの作業を一度に行えますが、言い換えるとメモリーの容量以上の作業を、まとめて行うのは難しいということです。
メモリーの容量以上の作業を求めると、作業が進みづらくなりパソコンの動作に支障をきたすようになります。
メモリーに不具合があったり容量が不足していたりすると、パソコンの動作が不安定になり、最終的には電源が落ちてしまうことがあります。
CPUへの負荷
パソコンの頭脳にあたるCPUに過負荷がかかっていることで、電源が落ちてしまうケースがあります。
CPUは制御や演算、情報転送を行うパーツで、情報の処理を担当している部分です。高性能なCPUほど、処理できる量や回数が多くなるため、素早く処理できます。
パソコンの中でも特に負荷がかかりやすいパーツなので、一度に多くの情報処理を行わせようとすると、急に電源が落ちやすくなるのです。
HDDやSSDの不具合・故障
HDDやSSDなどパソコン内部のデータファイルを保存している部分に、不具合・故障が発生することで電源が落ちてしまうこともあります。
データを記憶しておく部分なので一見関係なさそうに思えますが、パソコンのOSが保存されている部分でもあるので、HDD・SSDに不具合があるとOSが立ち上がらなくなります。
OSが正常に起動しないことで、結果的に電源が落ちてしまっているケースです。
ソフトウェアが原因
ハードウェアだけでなく、パソコンにインストールされているソフトウェアに問題があることで、電源が急に落ちてしまっているケースも。
どのような場合が考えられるのか、主な2つの原因を解説します。
システムエラー
OSに関わるシステムにエラーが生じており、電源が落ちているケースが考えられます。
エラーにより正常に起動させることができず、急に電源が落ちたり急に再起動したりと、異常な動作が起こってしまうのです。
エラーの改善には、システムの修復やOSの再インストールが必要になる場合もあり、単純に再起動するだけでは直らないかもしれません。
ウイルス感染
何らかのコンピューターウイルスに感染することで、急に電源が落ちてしまうこともあります。
ウイルスのプログラムによって予期せぬ処理が発生したり、エラーの発生や処理オーバーが起こったりすることで、電源が切れてしまいます。
怪しいサイトは開かないことや、身に覚えのないメールは開かないなど、基本的な対策はもちろんですが、セキュリティソフトの導入やOS・ソフトウェアの定期的なバージョンアップなどの対策を日頃から施しておきましょう。
パソコンの電源が急に落ちたときに試すべき5つの対処法
パソコンの電源が急に落ちてしまうと、何が起こったのかわからず慌ててしまいますが、冷静に5つの対処法を試してみましょう。
電源が落ちてしまった原因によっても異なりますが、いずれかの対処法で改善される可能性があります。ぜひ参考にしてみてください。
1. 周辺機器を外してしばらく時間をおく
周辺機器を外してしばらく放置して放電させることで、改善される可能性があります。静電気による誤作動に効果的です。
まず間違いなく電源が落ちていることを確認し、デスクトップパソコンの場合はACアダプターまたは電源コードを抜く、ノートパソコンの場合はバッテリーを取り外しましょう。
次に、マウスやキーボード、USBメモリなど、外部デバイス・周辺機器を全て外してください。増設したパーツがある場合は、それらも全て外します。
そのまましばらく放置することで、不要な電力が放電されて、クリアな状態にリセットできます。帯電が原因の場合は、これだけで改善されるかもしれません。
最後に周辺機器を一つずつ接続して、電源が落ちないか確認します。
特定の周辺機器を接続した際に電源が落ちる場合は、その機器に問題がある可能性が高いです。
2. パソコンの設置場所を変更・内部のホコリを除去する
パソコンが過度に熱くなっている場合は、設置場所を変更したり、内部のホコリを除去したりしてみると改善される可能性があります。
パソコンの放熱がうまくいかず熱がこもっている場合は、設置場所を改善するのが効果的。熱がこもらないように、壁や家具から10cm以上は離して置きましょう。
できるだけ通気性の良い場所に置くことで、熱がこもるのを防ぐのが効果的です。
ノートパソコンの場合は、本体の底面・側面から熱を排出することがほとんどなので、台など置いて熱を逃したり、冷却パッドを使用したりするのがおすすめです。
また、内部にホコリが溜まっていることで、冷却ファンの動作が鈍くなっているのかもしれません。ファンやパーツにホコリが溜まっているようであれば、しっかり掃除しましょう。
3. ハードウェア診断を実行する
ハードウェアに診断を行うことで、ハードウェアに問題があるのか、問題があるならどの部分に原因があるのかを特定できます。
ハードウェア診断を実行するには、電源ボタンを押して起動させる際に「F12キー」を連打する操作が一般的。メーカーによっては、「F10キー」や「ESCキー」を連打して、画面が切り替わったら「F2キー」を押す場合もあります。
BIOSを立ち上げて、Diagnosticsを実行するとハードウェア診断が開始されます。
もしハードウェアに問題があるようであれば、どのハードウェアに問題があるのか原因を特定できるので、該当部品の交換・修理などを行いましょう。
部品の交換・修理などを自力で行うのが難しい場合は、専門業者に依頼するか、パソコンを買い替えるのがおすすめです。
できるだけコストを抑えたいのであれば、中古パソコンも視野に入れて検討してみてください。
4. ウイルスに感染しているか確認する
ウイルス感染が疑われるようであれば、セキュリティソフトで感染していないかチェックしましょう。
もし感染しているようであれば、ウイルス対策ソフトを用いて駆除しましょう。
パソコンを初期化する方法もありますが、データのバックアップや初期設定などが必要となります。
ここで注意すべきなのが、バックアップの際に必要なデータとともに、ウイルスに感染したファイルも移行させてしまわないこと。もし感染データも移行してしまえば、せっかく初期化しても、再度ウイルスに感染してしまいます。
ウイルス感染後にバックアップを行う際は、細心の注意を払って、感染ファイル以外を移行させましょう。
5. OSを再インストールする
OSファイルに問題がある場合は、OSを再インストールすることで、問題が解消される可能性があります。
OSの再インストール方法はOSによって異なるので、公式ホームページなどを参考にしてみてください。
注意点として、OSの再インストールをする場合は、必ずデータをバックアップしてから行いましょう。
OSを再インストールすると、ハードディスク内のファイルやデータが上書きされてしまいます。上書きされるとデータの復旧は不可能なので、必ずバックアップしてから行ってください。
またOSのアップデート中に問題が起こった場合は、再度更新すると問題が解決する場合があります。
症状が改善しない場合は買い替えを検討しよう
対処法を試してみても、どうしても症状が改善しない場合は、買い替えを検討してみましょう。
急に電源が落ちてしまうパソコンを使い続けることは、作業が途中で中断されてストレスを感じたり、作業効率が悪くなったりするため、現実的ではありません。
急に電源が落ちることでデータが保存されなかったり、ファイルが破損してしまったりすることも考えられるでしょう。
とはいえ、新品のパソコンを購入するのはコストが高く、決して安くはないため、なかなか踏ん切りがつかないかもしれません。
なるべくコストを抑えたい場合は、中古パソコンの購入がおすすめです。
中古のパソコンというと、キズが多いなど状態の悪いものをイメージされるかもしれません。
しかしBe-stockでは、キズの少ない美品も多く扱っており、購入後10日以内は自由に交換できるサービスを実施しているので、もし実物が気に入らなければ交換可能です。加えて、最長で1年の無償保証もついています。
初めて中古パソコンを購入する方でも、買い替えやすくなっています。
パソコンの電源が急に落ちる原因ごとの対処法を試そう
パソコンの電源が急に落ちてしまう原因はさまざまで、メモリーの容量不足や過度な熱など、使用方法によるものから、ハードウェアの不具合・故障など重大なものまで幅広くあります。
原因に応じて電源が落ちるプロセスは異なるので、原因を解消できる対処法を試す必要があります。まずは、なぜ電源が落ちているのか原因を探って、適切な対処を行いましょう。
対処しても改善がみられないようであれば、ぜひ中古パソコンのBe-stockで買い替えを検討してみてください。新品よりもコストを抑えて、お得に買い替えられます。