中古のノートパソコンが「やめとけ」といわれる理由とは? デメリットや適切な選び方を解説

中古のノートパソコンが「やめとけ」といわれる理由とは? デメリットや適切な選び方を解説
 

お得にパソコンを手に入れるために、中古のノートパソコンの購入を検討しているものの「中古ノートパソコンはやめとけ」という声を耳にして不安に感じている方もいらっしゃるでしょう。

そこで本記事では、なぜ中古ノートパソコンは「やめとけ」といわれるのか、デメリットを紹介するとともに、中古のノートパソコンの適切な選び方も解説します。正しい選び方を把握し、デメリットを軽減しつつお得にノートパソコンを購入しましょう。

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中古のノートパソコンのデメリット

中古のノートパソコンが「やめとけ」といわれる理由とは? デメリットや適切な選び方を解説

中古ノートパソコンを購入するデメリットは、大きく7つあります。デメリットを把握しておかないと、買ってから後悔するかもしれません。あらかじめ把握しておき、対策が取れるようにしましょう。

保証が付いていない場合がある

中古のノートパソコンが「やめとけ」といわれる理由とは? デメリットや適切な選び方を解説

中古のノートパソコンは、保証が付いていない場合があるため、不具合や故障が発生した際のリスクが高まる点がデメリットです。

新品のノートパソコンの場合は、1~3年ほどのメーカー保証が付いているのが一般的です。不具合や故障が生じても、保証期間内であればメーカーに修理・交換してもらえます。しかし中古品の場合は、メーカーの保証期間が過ぎているケースがほとんどです。

そのため不具合や故障などが発生したら、買い替えや修理などにかかる費用は自己負担しなければなりません。

また中古のノートパソコンでも、販売店によっては独自の保証制度が設けられていることがありますが、メーカー保証と比べて期間が短い傾向にあり、3カ月~半年ほどが一般的です。

中古のノートパソコンは内部の劣化や摩耗が進んでいたり、前所有者の扱いが悪かったりする製品が、ごく一部ですが混ざっているリスクがあります。そのため保証がない、または短いことは大きな不安材料です。

修理できない場合がある

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そもそも修理できない可能性があるのも、中古のノートパソコンのデメリットです。新品であれば、もし不具合や故障が発生しても基本的に修理できますが、中古の場合は修理できないこともあります。

特に、製造から長期間経過したモデルはすでに生産が終了しており、必要な部品を調達できないかもしれません。各メーカーには、5~7年ほどの部品保有年数がありますが、この期間を過ぎるとメーカーにもパーツがなくなり修理不可になってしまう場合があるのです。場合によっては、早期にパーツが枯渇して、保有年数にかかわらず修理不能となる場合もあります。

メーカーや修理業者に依頼しても、修理不可能として返って来るリスクがあることは覚えておきましょう。

最新機種と比べて性能で劣る

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ノートパソコンの性能は年々上がるため、最新機種と比べるとスペックが低くなるのも問題です。同程度のグレード同士で比べると、新品の方が性能が高い傾向にあります。

技術は日進月歩で進んでいるため、たとえ数年でもプロセッサの処理速度やメモリ容量、ストレージの読み書き速度などが大きく変わることもあります。例えば、起動時間が早かったり複数のアプリを同時に実行できたりと、新しいモデルの方が優れた性能を発揮することが多いです。特に高負荷な作業や最新アプリを使用する場合に、性能の差が如実に表れます。

さらに、OSやソフトウェアとの互換性にも差が出ます。中古のノートパソコンでは、最新のソフトやアプリ、デバイスなどが使えないかもしれません。

バッテリーが劣化している場合がある

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中古のノートパソコンを購入するリスクとして、購入時点ですでにバッテリーが劣化しており、すぐに電源が切れたり不具合が起こったりするリスクがあることも挙げられます。日常的に使用している場合、ノートパソコンのバッテリーは2~3年ほどで劣化するのが一般的です。

そのため、多くの中古のノートパソコンはバッテリーが劣化している可能性が高いといえます。充電が数時間しか持たず作業しにくかったり、突然シャットダウンしてデータが失われたりと、使用に支障をきたすかもしれません。

また、劣化が進んだバッテリーは膨張するため、内部パーツを変形させて故障の原因になる可能性もあります。中古で購入する際は、事前に充電状態や使用時間を確認することが大切です。

ストレージが劣化している場合がある

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データファイルやソフト、OSなどを保存しておくストレージも、経年により劣化している可能性があります。ストレージが劣化すると、データの読み書きが遅くなったり、突然のクラッシュやデータ損失を引き起こしたりする場合があるため注意が必要です。

一般的に、ストレージは5~10年ほど経過すると不具合が発生しやすくなります。特にHDDの方がSSDよりも寿命が短いため注意が必要です。

そのため中古のノートパソコンを購入する際は、ストレージの使用時間や状態を確認しましょう。もしくは、購入後に自分で新しいストレージに取り換えることもできます。

すぐに故障するリスクがある

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中古のノートパソコンはバッテリーやストレージも含め、新品と比べると各パーツの寿命が短く、状態によっては購入後すぐに故障してしまうリスクがあります。

中古のノートパソコンは、当然ながら売却前に使用されていることから、多かれ少なかれ内部の劣化がすでに進行しています。前所有者の使い方が荒かったり使用環境が悪かったりすれば、年数分以上に劣化が進んでいるかもしれません。特にノートパソコンの場合は、持ち運んで使用するため、さまざまな衝撃や振動にさらされており、内部にダメージを蓄積していることがあります。

例えば、内部の配線や基板に接触不良が起きており、購入後に発覚する可能性があります。すぐには不具合が表れなくても、見えない破損・劣化により、使い続けるうちに故障や動作不良につながることもあるでしょう。

ウイルスに感染している場合がある

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中古ノートパソコンは、ウイルスに感染している可能性があるのも問題です。特に、フリマアプリなどで個人から中古のノートパソコンを購入する場合には注意しましょう。

前所有者がウイルス対策ソフトの導入を怠っていたり、感染リスクの高いWebサイトを閲覧していたりと、パソコンにマルウェアが潜んでいる可能性はゼロではありません。

もしウイルスに感染したノートパソコンを購入すれば、個人情報や機密データなどを盗み取られたり、不正に利用されたりといったセキュリティリスクを抱えることになります。

そのため個人からは購入せず、正規の販売店から購入しましょう。中古パソコン販売店では、商品のクリーニングや検品と併せてウイルスチェックも実施しているため、比較的安全性が高いといえるからです。

中古のノートパソコンにはメリットもある

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懸念点の多い中古のノートパソコンですが、メリットもあります。メリット・デメリットを天秤にかけて、購入するか否か検討してください。

価格が安い

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何よりも大きなメリットは、価格が安いことです。中古というだけで、全く同じモデルや性能が変わらない新品よりも、安価に購入できます。

比較的新しい機種や人気モデルでも、手頃な価格で見つけやすくなっています。そのため最新の高性能なノートパソコンを、予算内で購入できるかもしれません。

また安価に購入できることにより、同じ予算でもより高性能なモデルを選べる可能性もあります。

多少の傷や汚れなどが気にならないのであれば、中古ノートパソコンを購入するのもおすすめです。

旧モデルだけの機能が使える

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古いノートパソコンの場合、旧モデルのみの機能が使えることもメリットです。現在では廃止されてしまった機能を使えたり、サポートされなくなった古いソフトウェアを動かせたりと、新しいパソコンではできない使い方が可能です。

例えば、Windows 11ではOS標準でDVDを再生する機能がなくなっており、再生するには別途専用ソフトが必要となります。古いノートパソコンであれば、こうした最新機種では対応できないシーンに活躍してくれるかもしれません。

他にも、CD/DVDドライブやVGAポートなど、最新モデルにはない接続端子のおかげで、古いデバイス・記録メディアを利用できる場合もあるでしょう。

特定の業務や趣味などに、古いシステムが必要なユーザーにとっては、大きな利点だといえます。

掘り出し物が見つかることがある

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思わぬ掘り出し物を見つけて、コスパの良い買い物ができる可能性があるのもメリットです。中古のノートパソコンを探していると、使用期間が短かったり丁寧に扱われていたりしたおかげで、状態の良い新品同様の美品・超美品と出会えることもあります。

特に、展示品として使われていたものや、ほとんど使用されずに売却されたものなどは、外観・内部ともに新品同様に状態が良いにもかかわらず、新品よりも安く購入でき、お買い得です。

また販売店によっては、性能向上のためにSSDを新品に交換する場合もあります。新品のストレージに交換されていれば、寿命が短いことで起こる不具合・故障の心配がなく、安心して使用できます。

ただし美品・超美品が見つけられるかどうかは、タイミング次第です。条件の良い中古のノートパソコンの在庫が、いつでもあるわけではないため注意しましょう。

中古のノートパソコンの適切な選び方

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中古のノートパソコンを購入する前に、適切な選び方を押さえておきましょう。正しい選び方を把握しておくことで、後悔するリスクを軽減できます。

スペック不足・過剰でないか確認する

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中古のノートパソコンを選ぶ際は、用途に対してスペックが不足していないか、あるいは過剰ではないかを確認しましょう。

スペックが不足していると、想定していた用途に使えなかったり、スムーズに動作せずストレスがたまったりする可能性があります。一方でオーバースペックでも、無駄な出費になってしまいます。

例えば、Web閲覧や文書作成程度であれば、ハイスペックである必要はありません。メモリが8GBほどあれば、大体のソフトはスムーズに動きます。

対して、動画編集やグラフィックデザインなどのクリエイティブ作業を行う場合や、多数のアプリ・ブラウザを同時に使用する場合などは、CPUやメモリ、グラフィックボードなどに高い性能が求められます。

SSDストレージかを確認する

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ノートパソコンを選ぶ際は、ストレージがSSD・HDDのどちらが使用されているか必ず確認しましょう。

ストレージはSSDとHDDの2つに大別されますが、HDDはアクセス速度が遅く寿命も短い傾向にあります。一方、SSDは起動やアプリの読み込みが速く、快適に使用しやすいストレージだといえます。

また、SSDは衝撃に強く耐久性も高いため、持ち運びする機会の多いノートパソコンにうってつけです。

なお、容量は一般的な用途であれば256GB以上あれば十分です。クリエイティブな用途に使用するのであれば、480GB~1TBほどは用意しましょう。

保証の期間と内容を確認する

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中古のノートパソコンは新品より故障のリスクが高いため、保証の期間と内容は必ず確認しましょう。

基本的にメーカーの保証期間が過ぎている可能性が高いため、販売店独自の保証をチェックしてください。一般的に、販売店独自の保証は3カ月~半年ほどですが、中には1年保証を提供している販売店もあります。

また保証期間に加えて、修理の対応範囲も要確認です。保証内容が具体的かつ広範にわたる販売店ほど、安心して購入できます。

Windowsのバージョンを確認する

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搭載されているWindowsのバージョンも要チェックです。

Windows 10は2025年10月14日にサポートが終了すると予告されており、サポート終了後はセキュリティが更新されなくなります。それ以降にWindows 10を使い続ける場合は、情報漏えいやウイルス感染などのリスクが高まります。

販売店側でWindows 11へアップグレードしてくれているケースもありますが、Windows 10搭載のモデルを自分でアップグレードしようとしている場合は、動作環境・要件を満たしているかを確認してください。

Windows 11へアップグレードするには、主に下記の要件を満たしている必要があります。

  • CPU:1GHz以上で2コア以上の64 ビット互換プロセッサまたは System on a Chip
  • メモリ:4GB
  • ストレージ:64GB以上の記憶装置

必要なポートがあるか確認する

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現在使っている他のデバイスや記録媒体などと接続できるように、必要なポートがそろっているかも確認しましょう。

例えば、下記のようなポートが挙げられます。

  • 外部ディスプレイを接続する場合:HDMIポートやVGAポート
  • プリンターやUSBメモリなどを使用する場合:USB Type AやUSB Type C
  • 有線LANでインターネットに接続する場合:LANポート
  • イヤホン・ヘッドホンを有線接続する場合:イヤホンジャック
  • SDカードを使用する場合:SDカードリーダー

また、複数の機器を接続したい場合は、ポートの数も要確認です。特にUSBポートは使用機会が多いため、数が不足しないかを確認しましょう。

まとめ

「中古ノートパソコンを買うのはやめとけ」という声もありますが、新品と同様のスペックにもかかわらず、手頃な価格で購入できるのは大きな魅力です。場合によっては新品と遜色ない美品が手に入ることもあります。浮いた予算で、ワンランク上のスペックのノートパソコンを選ぶこともできます。

ただし、中古のノートパソコンの購入で失敗しないためには、適切な販売店を選ぶことが大切です。中古のノートパソコン専門店の「Be-Stock」では、経験豊富なスタッフによる入念なクリーニング・検品が施された商品を販売しています。さらに1年の無償保証があるため、万が一の故障にも備えられます。

中古のノートパソコンの購入を検討している方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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