Windows 11へ無償アップグレードする方法は? システム要件や注意点も解説

  投稿日:2025-04-24 11:21 AM       更新日:2025-04-24 11:21 AM

Windows 11へ無償アップグレードする方法は? システム要件や注意点も解説
 

Windows 11は、Microsoftが提供する最新のオペレーティングシステムです。Windows 10からのアップグレードを検討している方も多いかもしれませんが、実行する前に知っておくべき重要な情報があります。

本記事では、アップグレードの方法やシステム要件、注意点について詳しく解説していきます。

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Windows 11へのアップグレードはお早めに

Windows 11へ無償アップグレードする方法は? システム要件や注意点も解説

Windows 10のサポート期限が2025年10月14日に終了します。そのまま使い続けるとセキュリティリスクなどを伴うため、早めのアップグレードがおすすめです。

サポート終了後は新たに発生した脆弱性への対応が行われず、不正アクセスのリスクが高まる可能性があります。

現時点では無償でWindows 11へアップグレードできますが、将来的には有償になる可能性があるため今のうちに行っておきましょう。またアップグレードには一定のハードウェア要件を満たす必要があるため、お使いのパソコンの仕様確認をおすすめします。

Windows 11へ無償アップグレードするための条件

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Windows 11へアップグレードするには、一定以上のシステム要件を満たしている必要があります。

Windows 11はスペックとしてTPM(トラステッド プラットフォーム モジュール) バージョン2.0とSecure Boot(セキュアブート)機能が必要です。パソコンが古いとこれらの機能が搭載されておらず、アップグレードができない可能性があります。

アップグレードをするための条件として、以下の表を参考にしてください。

CPU 1GHz以上で2コア以上の64ビット互換プロセッサー
Intel:第8世代インテルCoreプロセッサー以降
AMD:Zen2アーキテクチャ採用のRyzen2000シリーズ以降
メモリ 4ギガバイト以上
ストレージ 64ギガバイト以上
システムファームウェア UEFI、Secure Boot(セキュアブート)対応
TPM バージョン2.0
グラフィックカード DirectX12以上に対応
ディスプレイ 対角サイズ9インチ以上で8ビットカラーの720pディスプレイ
その他 Microsoftアカウント、インターネット接続、Windows 10バージョン2004以降、Windows 10ライセンス

条件を満たしているかを確認する方法

PC正常性チェックアプリを使用すればCPUの種類や性能、メモリ容量、セキュリティ機能など、Windows 11が要求するシステム要件を自動的にチェックできます。

Microsoftが提供するPC正常性チェック アプリは、お使いのパソコンがWindows 11の最新のオペレーティングシステムに対応しているかどうかを、簡単に確認できる便利なツールです。

PC正常性チェックアプリの利用手順は以下の通りです。

  1. スタートボタンをクリック
  2. 設定をクリック
  3. 更新とセキュリティをクリック
  4. Windows update内で「このPCでWindows 11を実行できます」と表示されるかを確認

初めての方でも簡単に操作できます。

Windows 11への無償アップグレードを行う方法

Windows 11へ無償アップグレードする方法は? システム要件や注意点も解説

Windows 11への無償アップグレードは、対象となるWindows 10パソコンをお持ちの方なら簡単に実行できます。

アップグレードを行う方法は2通りです。それぞれのアップグレードの手順を解説します。

Windows Updateを使う方法

Windows Updateは以下の手順で利用できます。

  1. スタートを選択して設定に進む
  2. 更新とセキュリティに進み、Windows Updateの画面を確認する
  3. 「Windows 11へのアップグレードの準備ができました」と表示されたら、ダウンロードしてインストールをクリックする
  4. ソフトウェアライセンス条項が表示されたら内容を確認し、同意してインストールをクリックする
  5. Windows 11へのアップグレードが開始される
  6. ダウンロードしてインストールに進む
  7. 再起動後、Windows 11へアップグレードが開始される

「Windows 11 へのアップグレードの準備ができました」と表示されない場合は、「更新プログラムのチェック」をクリックしてください。

「更新プログラムのチェック」をクリックしても表示されない場合は、再度日時が経過してからチェックすると良いでしょう。

インストールアシスタントを使う方法

Windows Updateページでアップグレードボタンが表示されない場合は、Microsoftのインストールアシスタントを使えばアップグレードが可能です。

  1. Windows 11インストールアシスタントページにアクセスし、「今すぐダウンロード」よりツールをダウンロードする
  2. ダウンロードしたファイルをダブルクリックし、Windows 11インストール アシスタントを起動する
  3. ライセンス条項を確認し「同意してインストール」をクリックする
  4. ダウンロード → ダウンロードの確認 → インストールと進みます。
  5. 再起動するとインストールが開始される

アップグレード中にパソコンが自動的に数回再起動します。これは正常な動作なので、電源を切らずにそのまま待ちましょう。

Windows 11への無償アップグレードの期限は?

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無償アップグレードの期限は、現時点では具体的な終了日が設定されていません。

将来的にはサービスの有償化が検討される可能性も否定できませんので、無償で可能な今のうちに、できるだけ早めにアップグレードを実施されることをおすすめします。

特に業務での利用を検討されている場合は、計画的なアップグレードをご検討ください。

Windows 11へ無償アップグレードする際の注意点

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Windows 11への無償アップグレードを実施する前に、システムの互換性やハードウェア要件などの重要な確認事項があります。

注意事項に気を付けないと、業務に重大な支障が出る可能性があるため、事前の確認と対策を十分に行いましょう。

データのバックアップを取っておく

データの損失を防ぐために、アップグレード前に必ずデータのバックアップを取っておくことが重要です。特に長時間かけて作成したファイルや再現が困難なデータは、忘れずにバックアップを行いましょう。

アップグレードしたことでシステムエラーや予期せぬトラブルが発生した際にも、データを復旧できるよう備えておくことが大切です。

重要なデータは、外付けハードディスクやUSBメモリなどの外部ストレージに保存するだけでなく、クラウドサービスなどのオンラインストレージにも保存しておくことをおすすめします。

複数の場所にバックアップを取っておくことで、万が一の事態が発生した場合でもデータを復旧することができるため安心です。

周辺機器の対応状況を確認しておく

Windows 11に対応していないソフトウェアや周辺機器が存在する可能性があるため、事前に互換性の確認をしておきましょう。特に業務で使用している重要なアプリケーションやプリンター、スキャナーなどの機器は慎重な確認が必要になります。

非対応のソフトウェアや周辺機器が見つかった場合は、Windows 11に対応した代替製品を探して導入するか、最新バージョンへのアップグレードを検討しましょう。追加のコストや時間が発生する可能性があることも考慮に入れておく必要があります。

メーカーのサポート期間内で、アップデートに備えておくことをおすすめします。

使えなくなる機能を確認しておく

アップデートすると今まで使えていた、以下の機能が使えなくなることが確認されています。

  • 数式入力パネル
  • タイムライン
  • ウォレット
  • Internet explorer 11 デスクトップアプリケーション
  • ロック画面の簡易ステータス

他にも、会社内で使用している機能が使えなくなると、業務に支障が出る可能性があります。特に日常的に使用している重要な機能については、アップグレード後も使えるかを事前に確認しておきましょう。可能であれば、テスト環境での検証も推奨します。

Windows 11への無償アップグレードができないときはどうする?

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Windows 11への無償アップグレードができない場合、いくつかの対処方法があります。お使いのパソコンの状況に応じて、適切な解決策を見つけてみてください。

ドライバーを更新する

アップグレードの問題が発生した場合、まずはドライバーの更新を試してみることをおすすめします。最新のドライバーがインストールされていないと、正常に動作しない可能性があります。

特に古いバージョンのドライバーや互換性のないドライバーを使用している場合、アップグレード処理が途中で中断されたり、エラーが発生したりする可能性が高いです。

ドライバーを最新バージョンに更新すれば、多くの場合、問題が解決されます。更新後、再度アップグレードを試みるとスムーズに処理が完了する場合があります。

最新のWindows 10になっているかを確認する

Windows 10が最新バージョンではない場合、アップグレードが正常に実行できないケースがあります。アップグレードを行う前にシステムを最新の状態にしておきましょう。

ストレージの容量を空ける

空き容量が少ないとシステムのアップグレードが正常に実行できない場合があります。

Windows 11はWindows 10と比較してより多くのストレージ容量を必要とするため、十分な空き容量が確保されていない状態ではアップグレードを開始できません。

アップグレードを実施する前に、あらかじめ使用頻度の低いアプリケーションや不要なファイル、古いデータなどを削除し、十分な空き容量を確保しましょう。

システムのアップグレードを安全に実行するための推奨空き容量は64ギガバイト以上です。この容量があれば、アップグレード中の一時ファイルの作成や、バックアップデータの保存にも十分に対応できます。

セキュリティソフトをオフにする

セキュリティソフトによってアップグレードが正常に完了できない場合があります。

セキュリティ性を高めた結果、システムが更新を不正な操作として誤って認識し、自動的に拒否してしまう場合があるのです。このような場合、セキュリティソフトを一時的に無効化してからアップグレードを試みると、正常にアップグレードを完了できる可能性が高いです。

ただし、アップグレード完了後はセキュリティソフトを再度有効化するのを忘れないようにしましょう。

クリーンインストールをする

クリーンインストールを実行すると、システムの問題が解決され、アップグレードが正常に動作する可能性があります。

クリーンインストールとは、コンピューターのハードドライブを初期状態に戻し、Windowsシステムをまっさらな状態から新しくインストールする作業のことです。

クリーンインストールを実行する方法には、主に以下の2つのアプローチがあります。

  • インストールメディアの起動から行う方法
  • Windows 10を起動した状態から行う方法

クリーンインストールを開始する前に、重要なファイルやデータを外付けハードドライブやクラウドストレージなどに、バックアップしておくことがおすすめです。

Windows 11に未対応のソフトウェアを削除する

古いソフトウェアを使用している場合、ソフトウェアのバージョンや互換性の問題により、データのアップロードが正常に実行できない場合があります。

使用しているソフトウェアが、Windows 11に対応しているかどうかを事前に確認することが重要です。対応していないことが判明した場合は、システムの正常な動作をさまたげる可能性があるため、該当するソフトウェアをアンインストールしてください。

もし削除対象となったソフトウェアを継続して使用したい場合は、ソフトウェアの正確な名称やバージョン番号、および主な機能についてメモを取っておきましょう。

まとめ

Windows 11への無償アップグレードは、適切な準備と確認を行えば、比較的スムーズに実行できます。ただし、システム要件を満たしていることの確認と、重要なデータのバックアップは必須です。

Windows 10は2025年10月まではサポートが継続されるため、焦らず準備が整ってからの実施をおすすめします。

パソコンがWindows 11の動作要件を満たしていない場合は、新しいパソコンへの買い替えを検討してください。

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