中古ゲーミングPCの選び方は? 購入するメリットやデメリットについても解説

「PCでゲームプレイしてみたい」「今のPCではカクつきが気になる」など、楽しく快適にPCゲームをプレイしたいと思っても、新品のゲーミングPCは高価で購入をためらってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこでおすすめなのが、中古ゲーミングPCです。新品と遜色ないスペックでも、中古価格で安価に購入可能です。とはいえ中古ゲーミングPCだと「すぐに故障しないか心配」という不安もあるでしょう。
そこで本記事では、中古ゲーミングPCを購入するメリットやデメリット、購入前に確認しておくべきポイントなどを解説。購入してから後悔しないよう、自身に合った一台を見つけて、快適なゲームライフを過ごしましょう。
中古ゲーミングPCが注目される背景

中古ゲーミングPCが注目される背景として、近年は信頼できる中古専門店が増加している点が挙げられます。
以前は、中古PCに対して品質やサポート面で不安を抱く声も多くありましたが、現在は厳格な動作確認やクリーニング、保証制度の充実など、信頼して購入できる店舗が増えてきています。例えば、中古PCの通販専門店「Be-Stock」では、オンライン専売でコストを抑えつつ、豊富な品ぞろえと徹底した品質管理、1年間の無償保証などサポートなどが充実しています。
品質の良い中古PCが購入できるようになったことで、高性能なモデルが新品よりも安価に購入可能です。
中古ゲーミングPCのメリット

中古ゲーミングPCを購入するメリットとして、大きく2つの点が挙げられます。それぞれどのようなメリットがあるのか解説します。
コストパフォーマンスが良い

中古ゲーミングPCは、新品に比べて大幅に安く購入できる点が魅力の一つです。新品のハイエンドPCは数十万円かかることもありますが、中古市場では同等の性能を持つモデルをより安価に入手できるケースもあります。
例えば、3年前の高性能モデルでも、現行の中価格帯モデルと同じくらいの価格で購入できるケースも多くあり、予算を抑えながらも良質なゲーム体験を味わえます。
内部スペックは十分にもかかわらず、外観に小さな傷やわずかな汚れがあるだけで、新品よりもグッと安くなるケースも多いです。ハイスペックな掘り出し物を見つければ、新作のゲームや動画編集などにも十分対応できる可能性があります。
メーカーの取り扱いが終了したモデルも手に入る

中古ゲーミングPCを購入するもう一つのメリットとして、メーカーでの製造・販売が終了したモデルを入手できる点が挙げられます。
ゲーミングPCは期間限定・数量限定やコラボなどで販売されるデザイン・カラーのモデルも多く、新品ではすでに市場に出回っていないものも珍しくありません。
「販売終了後に知って欲しかったPC」や「最近好きになった作品やキャラクターとのコラボPC」など、欲しくても新品では購入機会がなくなってしまったものでも、中古であれば購入できる可能性があります。
中古ゲーミングPCのデメリット・注意点

中古ゲーミングPCはメリットがある一方で、デメリットや注意点もあります。ここからはどのような点に注意すべきなのか、詳しく解説します。
PCの寿命を予測しにくい

中古という特性上、すでに一定期間使用されているため、PCの寿命を予測しにくいのがデメリットです。
PCの内部パーツは使用すればするほど劣化して、寿命が短くなっていくものですが、中古の場合は前所有者がどのくらいの期間・頻度で使っていたのか正確に把握できません。
特にCPUやグラフィックボード、冷却ファンといった内部パーツは、購入時点での消耗具合を外観から判断することは困難です。例えば、前所有者が高負荷のゲームを長時間プレイしていた場合、使用期間の目安よりも寿命が短くなっているかもしれません。
保証期間が短い可能性がある

中古ゲーミングPCは、新品と比べて保証期間が短い場合が多いのもデメリットといえます。新品なら、一般的に1~3年ほどのメーカー保証がありますが、中古市場に出回るPCは、保証期間がすでに過ぎているケースがほとんどです。
ショップ独自の保証制度が用意されていることもありますが、一般的に1カ月~半年ほどと短期間に設定されている傾向にあります。
そのため購入後に不具合が発生しても、保証期間外で自己負担となるかもしれません。特に、外見から劣化の兆候が分かりにくい内部パーツが突然故障するリスクもあるため、保証期間の短さは不安要素の一つといえるでしょう。
保証期間やサポート内容は、購入する店舗ごとに異なります。保証期間や内容は事前にしっかり確認し、必要に応じて有償の延長保証の有無もチェックしておくことが大切です。
購入者がパーツ構成を決められない

購入者がパーツ構成を自由に選べないのも、中古ゲーミングPCを購入するデメリットです。中古品は誰かが使っていた構成のまま販売されているため、CPUやグラフィックボード、メモリ容量、ストレージなどを自分の希望通りにカスタマイズできません。
例えば、新作ゲームを快適に遊びたくても、搭載されているグラフィックボードが古かったり、メモリが不足していたりして十分にプレイできないかもしれません。
もちろんパーツの交換や増設も可能ですが、追加費用や相性問題、保証の対象外になるリスクを考慮する必要があります。結果として、新品のPCを買うのと変わらない値段にならないように、事前にしっかりと検討する必要があります。
購入前に確認しよう! 中古ゲーミングPCの選び方

ここからは購入前に押さえておくべき、中古ゲーミングPCの選び方をご紹介します。特に中古ゲーミングPCを初めて購入する方や、PCに詳しくない方はしっかりと確認しておきましょう。
OS

まずは、どのOSに対応したPCなのかを確認しましょう。代表的なOSとしては「Windows」「macOS」「Linux」などが挙げられます。ソフトの中にはWindowsのみ対応というものもあるので、自身の使い方も踏まえて適切なOSを選びましょう。
さらに、中古ゲーミングPCを選ぶ際は、OSのバージョンとサポート状況を確認してください。特にWindows 10のサポートは、2025年10月に公式サポートが終了してしまうため要注意です。サポートの更新が途絶えると、セキュリティの更新ができなくなるため、脆弱性を突かれてウイルス感染や情報漏えいのリスクが高まってしまいます。
中古ゲーミングPCを購入する際は、現行サポート中のOS搭載モデルを選びましょう。
CPU

CPUは動作の快適さやゲームのパフォーマンスに直結するため、特に重視すべきパーツです。高い処理能力を求められるゲームほど、高性能なCPUを選ぶようにしましょう。
発売時期により世代の区別がされており、新しい世代のものほど高性能で処理能力が高くなる傾向にあります。例えば、数年前のハイエンドCPUを搭載したゲーミングPCであれば、現行のミドルモデルと同等の性能を持つ場合も多くあります。
例えば、プレイするゲームの種類によっても異なりますが、Intel社製のCPUであれば第11世代以降のIntel Core i7以上を選択するのがよいでしょう。
GPU

GPUとは、映像や画像をディスプレイに表示する機能を持つパーツのことです。性能が高いほど美しく滑らかな映像でゲームを楽しめます。
古い型番や性能の低いGPUでは、ハイスペックな新作ゲームを快適にプレイできない可能性があります。できるだけ高性能なモデルを選びたいところですが、GPUは他のPCパーツと比べて高額なため、予算とのバランスを考えて選ぶことが大切です。
なお、ゲーミングPC初心者~上級者におすすめなのは、下記のGPUです。
- 初心者:GeForce GTX 1650 / 1660 Ti
- 中級者:GeForce RTX 2060 / 2070
- 上級者:GeForce RTX 3060 / 3070
特にRTXシリーズは、光の反射・影の表現を再現する「レイトレーシング」に対応しており、リアリティの高い没入感のあるゲームプレイを楽しめるでしょう。
メモリ

メモリは、一時的にデータを保存して、CPUが素早く情報を処理できるようにするパーツです。メモリ容量が大きいほど一度に多くのデータを扱えるため、ゲーミングPCの処理効率がアップします。つまりメモリ容量が大きいほど、ゲームが快適に遊べるということです。
ゲームプレイのためには、16GBの容量があるとおすすめです。特にゲーム配信を行ったりプレイ動画を編集したりするのであれば、メモリ容量が大きいほどサクサクと動作しやすくなります。
メモリは後から増設することも可能ですが、増設のためには空きスロットが必要です。将来的な増設も視野に入れるのであれば、空きスロットの有無やメモリ交換の可否も確認しておきましょう。
ストレージ

ストレージはゲームやデータを保存するための部品で、SSDとHDDの2種類があります。
SSDの方がデータの読み書きが速く、ゲームの起動やロード時間を短縮可能です。そのため最近のゲーミングPCでは、SSDが主流です。中古ゲーミングPCを選ぶ際は、SSDが搭載されているか・容量が十分かを確認しましょう。
ゲームプレイには少なくとも256GB以上、できれば500GB以上あるとよいでしょう。
また中古品の場合、ストレージの寿命や消耗度も気になるポイントです。SSDは長期間使用すると劣化するので、できれば使用時間や健康状態を販売店に確認してから購入しましょう。
電源ユニット
電気を供給する電源ユニットが消耗しており、十分に電気を供給できないと、ゲーミングPCの動作が不安定になってしまいます。
電源ユニットは長期間の使用で劣化しやすく、中古のゲーミングPCではすでに消耗しているかもしれません。劣化した電源は突然故障するリスクがあり、電源がいきなり落ちるといったトラブルにつながるケースもあります。
消費電力に対して余裕を持った電源ユニットを搭載することで、発熱の抑制や寿命の延長が期待できます。電源ユニットの使用年数・交換歴を確認しておきましょう。
冷却性能
ゲーミングPCは、高性能なCPUやグラフィックボードを搭載しています。長時間のゲームプレイ・高負荷作業で本体が熱くなりやすいため、一般的なPCよりも高い冷却性能が求められます。
PCの冷却が不十分だと、パーツの温度が上がり過ぎて自動的に性能が下がる「スロットリング」が発生し、ゲームがカクついたり、最悪の場合パーツの寿命が縮んでしまう可能性もゼロではありません。
冷却を担う主なパーツは、ファンやヒートシンクです。ファンは空気を循環させて熱を逃がし、ヒートシンクはパーツから発生した熱を効率良く拡散する機能を持ちます。
中古PCの場合、ファンの劣化や内部のホコリ詰まりが冷却性能の低下につながるため、購入前に内部清掃がされているかを確認しましょう。
パーツ構成
各種パーツの性能だけではなく、パーツ同士の相性も重要なポイントです。新品のPCならパーツのバランスを考慮して構成されています。しかし中古PCの場合は、前所有者が自身でパーツを拡張・増設していることも珍しくありません。一般人が拡張・増設している場合はパーツ同士のバランスが崩れて、本来の性能を引き出せない可能性もあります。購入前に確認しておきましょう。
デザイン(見た目)
内部のパーツだけではなく、ゲーミングPC自体のデザインも重要なポイントです。本体の形状や色、LEDの有無などで、大きく印象が変わります。
使う人の好みにマッチするかというのはもちろん、ゲーミングPCを設置する部屋の雰囲気との相性も考慮しましょう。特にゲーミングPCは派手なイルミネーションが光っていたり、透明パネルで中のパーツが見えているデザインだったりと、独特の見た目をしているものも多くあります。
また、実用性の面でもデザインは重要です。例えば、通気性の良いメッシュパネルや大きめの通気口があるケースは、パーツの熱を逃がしやすく、長時間のゲームプレイでも安定した動作が期待できます。
また、内部パーツの配置やケーブルの整理がしやすい設計だと、メモリやストレージを増設したいときにも便利です。
保証内容・サポート体制
保証内容やサポート体制といった、サービス面も重要な項目です。
先述した通り、新品のPCでは1~3年程度のメーカー保証が一般的ですが、中古PCではメーカー保証の対象外であるケースがほとんどです。また中古ショップ独自の保証があっても、半年以下など短期間となる傾向にあります。
ただしショップによって保証内容や期間は異なり、中には「Be-Stock」のように1年保証が付いたショップもあります。中古ゲーミングPCの初期トラブルに備えるためにも、保証内容・期間を確認しておきましょう。
さらに、購入後の使い方や不具合に対応してくれるアフターサポートの有無も確認しておくと、何か不明点があった際でも気軽に相談できます。
中古ゲーミングPCに必要なスペックの目安

中古ゲーミングPCで快適にゲームをプレイするのに、必要なスペックの目安を以下にまとめました。
- CPU:Core i7もしくはAMD Ryzen 7以上
- GPU:GeForce RTXシリーズもしくはRadeon RXシリーズ
- メモリ:16GB
- ストレージ:SSD・256GB~500GB
- 電源ユニット:700W・80Plus GOLD以上
これらのハイスペックパーツの高負荷に、長時間安定して使用できるよう高性能な「CPUクーラー」や「ケースファン」といった冷却パーツが充実していると、スペックを生かしやすいでしょう。
高画質で快適に長時間プレイできるハイスペックなゲーミングPCなら、高負荷なゲームや配信といった高度な処理も問題なくこなせます。
まとめ
近年では、高性能な中古PCを購入できるショップが増えています。
特にゲーミングPCは一般的なPC以上に性能を求められるため、新品を購入すると数十万円レベルの大きな出費になります。中古ゲーミングPCであれば、高性能でも新品より安価に購入できるので経済的です。
とはいえ中古の場合、初期不良などトラブルがないか不安な方も多いでしょう。中古PC通販専門店の「Be-Stock」は最長1年の無償保証が用意されており、もし初期不良・不具合が生じても保証期間中であれば修理・交換・返金などの対応を受けられます。
もちろんゲーミングPCも保証対象となっているので、まずは【商品ラインナップ】をご覧ください。



















