Windows10のサポート延長はいつまで可能? 延長サポート(ESU)の利用方法・特徴を解説

  更新日:2026-03-13 1:07 PM

Windows10のサポート延長はいつまで可能? 延長サポート(ESU)の利用方法・特徴を解説

Windows10のサポート終了の中、どのタイミングでパソコンを買い替えるべきか悩む方は少なくありません。延長サポートで一時的に利用を続けることはできますが、長期的な安全性や快適性を考えると、不安が残る方もいるでしょう。

本記事では、Windows10のサポート延長はいつまで可能なのか、延長サポート(ESU)の概要を解説します。記事後半ではサポートを延長して使い続けるリスクやWindows11への移行を検討すべき理由もご紹介するので、ぜひ最後まで参考にしてください。

【この記事で分かること】
  • Windows10のサポート期間がいつ終わるのか
  • サポートを延長して使い続けるリスク
  • Windows11へ移行するべき理由

Windows10のサポート終了と延長の基本を理解しよう

Windows10のサポート延長はいつまで可能? 延長サポート(ESU)の利用方法・特徴を解説

まずはWindow10の正式サポートはいつ終了するのか、延長サポート(ESU)とは何かについて詳しく見ていきましょう。

Windows10の正式サポート終了はいつ?

Windows10のサポート延長はいつまで可能? 延長サポート(ESU)の利用方法・特徴を解説

Windows10の正式サポートは2025年10月14日に終了しました。これは、この日以降はMicrosoftからセキュリティ更新や不具合を修正するサービスが提供されなくなっていることを意味します。

サポートが切れたOSを使い続けると、発見された脆弱性が放置されるため、ウイルス感染や不正アクセス、情報漏えいなどのリスクが大幅に高まるでしょう。特にテレワークなどで顧客情報や社内資料を扱う場合、安全性の低下は大きな問題です。

今後も安心してパソコンを利用するためには、Windows11へのアップグレードや、新しいパソコンへの買い替えを早めに検討しておくことが重要です。

延長サポート(ESU)とは?

延長サポート(ESU:Extended Security Updates)とは、Microsoftが通常サポート終了後も行う追加セキュリティ更新プログラムのことです。通常は法人向けのサービスとして提供され、基本は有償です。

OSのサポートが終了するとセキュリティ更新が受けられなくなりますが、ESUを契約すれば重要な脆弱性に対する更新だけは継続して提供されます。

あくまで移行までの猶予期間を作るための一時的な対策で、長期的に旧OSを使い続ける手段ではない点に注意が必要です。

延長サポート(ESU)が使えるのはいつまで?

延長サポート(ESU)が利用できる期間は、Microsoftが発表した特別措置により2026年10月13日までとされています。Windows10は依然として利用者が多く、さらにハードウェア要件を満たさずWindows11へ移行できないパソコンも少なくありません。

こうした状況を踏まえ、Microsoftは一定期間に限り、追加のセキュリティ更新を提供するESUプログラムを無料で提供する方針を示しました。

前述したようにこの延長措置は、あくまで移行準備の猶予を与えるためのものであり、長期的にWindows10を使い続けることを前提とした制度ではありません。安全に利用を継続するには、2026年までにWindows11への移行や端末の買い替えを計画することが重要です。

Windows10のサポートを無料で延長できる条件

Windows10のサポート延長はいつまで可能? 延長サポート(ESU)の利用方法・特徴を解説

ここでは、Windows10の延長サポート(ESU)を無料にできる「Windowsバックアップを有効にする」「Microsoftリワードポイントを使う」の2つの条件をご紹介します。

Windowsバックアップを有効にする

Windows10の延長サポート(ESU)を無料で延長するためには、Microsoftアカウントと連携したバックアップ設定を行うことが条件になります。

具体的には、Windows10に標準搭載されている「Windowsバックアップ」アプリを利用し、パソコンの設定をクラウドへ同期することで、自動的に延長サポート(ESU)の対象として認識されます。

手順としては、スタートメニューから設定を開き「アカウント」→「Windowsバックアップ」を選択し、Microsoftアカウントでサインインします。その上で「PCの設定を記憶する」などの同期項目をオンにすれば準備は完了です。

普段からOneDriveを利用しているユーザーであれば、簡単な操作のみで条件を満たせる点もメリットです。まだアカウントを持っていない場合は、この機会に作成しておくと今後の移行作業もスムーズになります。

Microsoftリワードポイントを使う

Microsoftリワードポイントを利用して延長サポート(ESU)を取得する方法もあります。

これは、Bingでの検索やMicrosoft Storeでの購入、クイズへの参加など、日常的にMicrosoftのサービスを使うことで貯まる「Microsoft Rewards」をESUと交換する仕組みです。

具体的には、1,000ポイントを使用することで1年間分のESUを入手できます。すでにポイントを多く貯めている人にとっては追加費用が発生しないため、比較的手軽に延長サポートを受けられる選択肢といえるでしょう。

特に普段からBing検索やMicrosoftのサービスを頻繁に利用している人には、有効な活用方法となります。

年間30ドルの有償での延長サポートもある

Windows10のサポート延長はいつまで可能? 延長サポート(ESU)の利用方法・特徴を解説

Windows10では、年間30ドルを支払うことで、有償の延長サポート(ESU)を利用する選択肢もあります。この有償プランは企業だけでなく一般ユーザーも加入可能で、サポート終了後も重要なセキュリティ更新を受けられる点が特徴です。

無料の延長措置やMicrosoftリワードによる交換が利用できない場合でも、費用を支払えば一定期間は安全性を維持できます。

延長サポート(ESU)を使い続けるリスクと注意点

Windows10のサポート延長はいつまで可能? 延長サポート(ESU)の利用方法・特徴を解説

Windows10を延長サポート(ESU)によって使い続けることは一見便利に思えますが、長期的な視点で考えると注意すべき点がいくつかあります。延長サポート(ESU)を利用すれば最低限のセキュリティ更新は受けられるものの、新機能追加や互換性向上のサポートは行われません

そのため、時間がたつほど安全性や使い勝手の面で不利になる可能性があります。ここでは、延長利用に伴う具体的なリスクについて解説します。

最小限のセキュリティ更新しかない

Windows10のサポート延長はいつまで可能? 延長サポート(ESU)の利用方法・特徴を解説

延長サポート(ESU)で提供されるセキュリティ更新は、あくまで最低限の内容にとどまる点を理解しておく必要があります。対象となるのは、サイバー攻撃につながる危険性が高い「重大」または「緊急」レベルの脆弱性だけであり、OS全体の安全性を底上げする細かな改良や、新たな脅威に対応するための革新的な防御機能は含まれません。

本来であれば、継続的なアップデートを通じてセキュリティ水準は少しずつ向上していきますが、ESU環境ではこうした恩恵を受けられないため、時間がたつほど未対応のリスクが積み重なっていきます。

最低限の更新に依存するということは、長期利用すればするほど安全性とのギャップが広がるということでもあります。その点を理解した上で、あくまで移行までのつなぎとして認識しておくことが重要です。

機能やパフォーマンスの向上は行われない

Windows10のサポート延長はいつまで可能? 延長サポート(ESU)の利用方法・特徴を解説

Windows10ではサポート終了後、新機能の追加や既存機能の改善などの更新が全て停止します。延長サポート(ESU)によって重大な脆弱性に対する修正は受けられるものの、OS自体の性能向上や利便性の改善を含むアップデートは行われません。

そのため、時間が経過するほど最新のアプリやオンラインサービスとの機能差が広がり、動作の不安定化や一部機能の非対応などの問題が発生しやすいです。周辺機器やアプリとの互換性改善も対象外のため、環境によっては使い勝手が徐々に悪化する可能性もあります。

また周辺機器やドライバーが新しい仕様に移行すると、互換性の低下によって利用できる選択肢が徐々に狭まっていくことも予想されます。環境全体が進化する中で、OSだけが取り残される状態になるため、長期的に利用を続ける場合は大きな制約が生じる点を理解しておく必要があるでしょう。

延長期間の終了時に対応が必要となる

Windows10のサポート延長はいつまで可能? 延長サポート(ESU)の利用方法・特徴を解説

延長サポート(ESU)の延長期間が終わるタイミングでは、ユーザー自身が確実に移行できる環境を整えておく必要があります。繰り返しになりますが延長サポートはあくまで時間を稼ぐための暫定措置であり、終了後は更新手段が完全に途絶えます

そのため、利用中のアプリや周辺機器がWindows11に対応しているか、業務で使うツールが問題なく動作するかなどの互換性の確認は必須です。またデータ移行やバックアップ手順を事前に整理しておかないと、最終的な切り替え時にトラブルが発生する危険があります。

期限が近づくほど対応の選択肢は狭まり、想定外のリスクが増えるため、早めに準備を進めておくことが重要です。

Windows11への移行を検討すべき理由

Windows10のサポート延長はいつまで可能? 延長サポート(ESU)の利用方法・特徴を解説

Windows11への移行を検討すべき理由には「最新OSによるセキュリティ強化と安定性」「長期サポートと新機能による将来的な安心感」があります。これについて詳しく見ていきましょう。

最新OSによるセキュリティ強化と安定性

Windows10のサポート延長はいつまで可能? 延長サポート(ESU)の利用方法・特徴を解説

Windows11への移行によって、最新OSが備えるセキュリティ強化と安定性の向上が期待できます。

Windows11には、現在主流となっているサイバー攻撃に対応するための保護機能があらかじめ組み込まれており、ハードウェアと連携した防御体制によって不正アクセスやマルウェア侵入のリスクをより低く抑えられます

またOS全体の設計が刷新されているため、動作の安定性も向上しており、日常業務やオンライン作業をより安心して行える環境が整っています。延長サポート(ESU)では補いきれない部分までカバーできる点が大きな利点です。

長期サポートと新機能による将来的な安心感

Windows10のサポート延長はいつまで可能? 延長サポート(ESU)の利用方法・特徴を解説

Windows11への移行をおすすめする2つ目の理由は、長期的な安心感を得られる点にあります。最新OSであるWindows11は、今後も継続的に機能改善や新機能の追加が行われ、加えて安定したセキュリティ更新が提供され続けます

これにより、利用者は常に最新の環境で作業でき、性能面でも互換性の面でも不安を抱えずに済みます。さらに、新しいOSは最新ハードウェアの性能を最大限に活用できるように設計されており、アプリケーションとの互換性も向上するため、長期間にわたって快適に使い続けられる点が大きな魅力です。

今後登場する新しいサービスやアプリにも対応しやすくなるため、将来の使用を考えると、移行を検討するのが良い選択といえるでしょう。

Windows10サポート延長に関するよくある質問

Windows10のサポート延長はいつまで可能? 延長サポート(ESU)の利用方法・特徴を解説

ここでは、Windows10サポート延長に関するよくある、以下の質問について回答します。

  • 家庭用パソコンも延長サポートを受けられる?
  • Windows11に非対応のパソコンはどうすればいい?
  • 延長サポート(ESU)を契約しないとどうなる?

家庭用パソコンも延長サポートを受けられる?

Windows10のサポート延長はいつまで可能? 延長サポート(ESU)の利用方法・特徴を解説

家庭用パソコンでもWindows10の無料延長サポート(ESU)を受けられるのかは、多くのユーザーが気になる点です。

結論として、家庭向けパソコンでも無料ESUを受けることは可能です。先述したMicrosoftアカウントを使って設定を同期する方法や、Microsoft Rewardsポイントを使用する方法など、個人ユーザーでも利用しやすい手段が公式に用意されています。

これらはいずれもMicrosoftが案内している手続きであり、特別な条件を求められるわけではありません。Windows10を継続利用したい家庭ユーザーにとって、比較的取り組みやすいサポート延長方法といえるでしょう。

Windows11に非対応のパソコンはどうすればいい?

Windows10のサポート延長はいつまで可能? 延長サポート(ESU)の利用方法・特徴を解説

Windows11に対応していないパソコンでも、すぐに買い替えが必要だというわけではありません。

代表的な選択肢としてまず挙げられるのが、ここまでに紹介しているWindows10を安全に使い続けるための延長サポート(ESU)を利用する方法です。ESUを使えば新機能の追加こそありませんが、重要なセキュリティ更新を受け続けられるため、当面は現在のパソコンを継続利用できます。

さらに別の方法として、Googleが提供するChromeOS Flexを導入し、軽量OSとして再活用する選択肢もあります。ChromeOS Flexは性能が低くなったパソコンでも動作しやすく、インターネット中心の用途であれば十分に実用的です。

Windows11に非対応でも、目的に合わせた複数の対処方法がある点を知っておくと安心です。

延長サポート(ESU)を契約しないとどうなる?

Windows10のサポート延長はいつまで可能? 延長サポート(ESU)の利用方法・特徴を解説

Windows10の延長サポート(ESU)を契約しないまま使い続ける場合、最も懸念されるのは安全性の低下です。サポートが終了すると、新たに発見された脆弱性が修正されないため、悪意ある攻撃の対象になりやすくなります。

また対応するアプリやサービスが徐々に減り、利用中のソフトが正常に動作しなくなる可能性もあります。どうしてもWindows10を継続して使用する必要がある場合は、強力なセキュリティソフトを導入し、アプリやブラウザを最新に保つことが重要です。

可能であれば、インターネット接続を避けてオフライン中心で使うことでリスクを抑えられますが、それでも安全が保証されるわけではありません。長期的にはWindows11への移行やパソコンの買い替えを検討することが望まれます。

まとめ|延長は可能だが、安全・快適に使うなら買い替えが最善

Windows10の延長サポート(ESU)はあくまで一時的に安全性を確保するための措置であり、長く使い続ける前提の仕組みではありません。更新が限定的になる以上、時間がたつほど利用できるソフトやサービスに制限が出てくる可能性があります。

リスクと費用を総合的に考えると、新しいパソコンへ移行する、もしくはWindows11へ乗り換える判断がより現実的です。

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