CPUの選び方を解説!機能性やPCの目的に応じて必要なスペックを選ぼう

CPUの選び方を解説!機能性やPCの目的に応じて必要なスペックを選ぼう
 

価格だけを基準にパソコンを選ぶと、思ったように動作せず作業効率が低下したり、
パソコンを購入した目的が果たせなかったりする場合があります。そうした失敗を避けるために、パソコンを選ぶ際にはCPUに注目することが重要です。

この記事では、これからパソコンを購入する人に向けて、パソコン選びの要となるCPUの役割について、
CPUの性能の良し悪しを左右するポイント、使用目的に応じた適切なスペックなどを紹介します。

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パソコンを選ぶときはCPUの性能が重要!

CPUとは、「Central Processig Unit」の頭文字を取ったもので、日本語訳では「中央演算処理装置」と呼ばれる部品です。CPUはパソコンの中でさまざまな処理を行う頭脳としての役割を果たします。

CPUはマウスやキーボードなどで入力された指示や、メモリー、ハードディスクなどの記憶装置から受け取ったデータを演算処理し、モニターなどに出力します。CPUの性能の良し悪しがパソコンの動作の快適性を左右するため、高性能なCPUを搭載したパソコンを選ぶことが重要です。

CPUの主流メーカーはIntelとAMD

CPUの主流メーカーはIntelとAMDで、両社が世界シェアの大部分を占めています。

世界的なシェアを誇るのはアメリカに本拠地がある半導体メーカーのIntelで、デスクトップパソコンからノートパソコンに至るまで、幅広い商品にIntelのCPUが搭載されています。
Intelのラインナップは「Core i(コアアイ)」の他に低価格かつ省電力が売りの「Cerelon(セレロン)」、Cerelonの上位版である「Pentium(ペンティアム)」、業務版の「XEON(ジーオン)」です。

AMDは「Core i」に引けを取らない性能を持ちながら入手しやすい価格帯を打ち出した「Ryzen」(ライゼン)が、自作パソコンユーザーを中心に人気を集めています。

CPUの選び方① CPUの性能で選ぶ

CPUの選び方を解説

CPUはパソコンの性能を左右する重要な部品であり、快適な動作性を求めるならCPUの性能に注目して選ばなければなりません。高性能のCPUが搭載されたパソコンを選ぶにあたり、CPUの型番に書かれている情報の読み取り方を知ったうえで、いくつかの項目を比較検討することが必要です。

ここからは、CPUの性能の良し悪しを見分けるポイントについて説明します。

CPUのグレードと世代

CPUに書かれている型番には一定の法則に基づいたアルファベットと数字が並んでいます。
一例として、インテルのCPUの型番を挙げると、インテルの型番は「Intel Core-i9-10900」といった表記になっています。
Intel Coreがブランド名、i9がグレード、最後の数字は最初の2文字が世代、次の3文字が型番です。

AMDのCPUの型番は「AMD Ryzen 5 9 950X」といった表記になっており、
AMD Ryzenがブランド名、5がグレード、9が世代、950が型番を表します。
Intelの場合、グレードは価格帯別にCore i3、Core i5、Core i7、Core i9などの種類があり、数字の大きいものほど高性能なCPUです。

CPUは技術の進歩が早いため、頻繁に新しいものが発売され、その度に世代も新しくなります。数字が大きいほど新しい世代となり、新しい世代は前の世代に比べて性能はおよそ20%程度上がると言われています。

購入する際には、1世代か2世代前くらいまでなら最新版と比べてスペック的にそれほど遜色なく使用可能です。

CPUのコア数

コアとは、CPUの中核になる部分のことで、コアの数が多いほど同時に処理できる量が増えます。現在では、マルチコアプロセッサと呼ばれる多くのコア数を備えたCPUが主流です。

デュアルコアは1コアのCPU2つ分の処理を同時に行い、クアッドコアは1コアのCPU4つ分を同時にこなせます。
同様に、ヘキサコアなら1コアのCPU6つ分、オクタコアなら1コアのCPU8つ分を同時にこなすことが可能です。

パソコンで音楽を聴きながらインターネットサーフィンをするなど、同時にさまざまな用途でパソコンを使用したい場合は、CPUのコア数の多いものを選ぶと、パソコンが重くなったりフリーズしたりしにくくなります。

CPUのスレッド数

スレッド数とは、CPUがこなせる処理の単位を表すものです。人が作業する場合に例えると、コアが人数に相当するのに対し、スレッド数は作業台の数となります。
同じ人が作業するのに作業台が1台のときと2台のときでは2台の方ができる仕事が増えるという原理です。

基本的には1コアにつき1スレッドですが、1コアが2スレッド分の動作をすることが可能な「マルチスレッディング」機能を搭載したパソコンもあります。
一つの処理を行うときに余力がある場合に、その余力を利用して他の作業も行うことで作業の効率化が可能です。

ただし、コア数が増えるわけではないので、処理の状況によっては動作が必ず早くなるというわけではありません。また、同じスレッドの場合は、コア数が多いCPUの方が処理能力は高くなります。

CPUの動作周波数(GHz)

動作周波数はクロック周波数とも言われており、CPUが処理を行うときの速度を意味し、単位は「GHz(ギガヘルツ)」で表されます。数値が大きいほど、同じ時間に多くの処理を行うことが可能です。

ただし、クロック周波数が高くなるほど消費電力や発熱も大きくなります。クロック周波数が大きいCPUには、大型の電源とCPUクーラーの搭載も必要です。
CPUが高温になりすぎると、処理の速度が落ちてしまうだけでなく、故障する可能性があります。

近年では、処理の負荷が高まったときに一時的にクロック周波数を上げてスピーディに処理を終わらせるターボ・ブースト・テクノロジーの機能を持つCPUも増えています。

CPUのキャッシュ容量

キャッシュ容量とはCPUの内部にあるメモリーのことで、CPUが頻繁に利用するデータを一時的に保存するための記憶媒体です。
CPUには1次キャッシュ、2次キャッシュ、3次キャッシュと3種類のキャッシュがあります。

1次キャッシュは3つの中で容量は最小ですが処理は最速、2次キャッシュは容量も処理速度も中程度、3次キャッシュは容量が最大である反面処理速度は遅いことが特徴です。
キャッシュは1次、2次、3次の順にアクセスする階層構造になっています。メインメモリーも記憶媒体としての働きをしますが、CPUからキャッシュにアクセスする方がHDDやメモリーからデータを読み出すのと比較して時間が掛かりません。

キャッシュの容量が大きければメインメモリーにアクセスする回数が減るため、結果的に処理の速度は上がります。

CPUの選び方② PCの目的で選ぶ

CPUの選び方を解説

CPUを選ぶ際には、CPUの性能を重視する他に、使用目的に合ったスペックを選ぶこともポイントです。インターネットで調べものをすることが主な目的の場合は、高スペックのCPUでなくても十分に動作します。

しかし、ゲームや動画編集などを行いたい場合は、高スペックのCPUでなければうまく動作しません。ここからは、パソコンの使用目的に合わせたCPUの選び方とおすすめの中古パソコンを紹介します。

ゲーミングPCのCPU

パソコンでゲームをしたい場合は、自分がプレイしたいゲームの推奨スペックを参考にして選ぶことがポイントです。CPUの性能が低すぎる場合、ゲームの画面がスムーズに動かず固まってしまうでしょう。

最新の3DオンラインゲームはCore i7を推奨するものが増えており、近年その傾向は顕著です。一方、何年も続いているゲームをプレイしたい場合はCore i5でも十分に遊ぶことは可能です。

また、快適にゲームをするには高性能なグラフィックボードを備えたPCを選ぶ必要があります。
例えば、ThinkPad P50(Lenovo / 20EQS4QL1M)はCore i7の第6世代を搭載しており、ディスプレーサイズも15.6インチと大きいのでゲーミングPCとしておすすめです。

ThinkPad P50の詳細を見る

仕事・インターネット用PCのCPU

メールやSNSなどを中心にPCを使う場合は、それほど大きな負荷が掛かるわけではないのでCore i3程度でも問題ありません。
しかし、Excelで表作成をしながらWordで文書作成、パワーポイントでプレゼン資料を作成するなど、ビジネスでパソコンを使う場合は、さまざまなアプリケーションを同時に動かせるスペックが必要です。

仕事やインターネットを目的としたPCであれば、Core i5またはRyzen5以上のスペックを有するCPUを搭載したパソコンを選ぶとよいでしょう。
ThinkPad T470(Lenovo / 20HES58A0H)はCore i5の第7世代と256GBのSSDを搭載しており、メモリーは8GBの空き容量、画面サイズも14インチのノートパソコンのため、持ち運びしやすくビジネス用パソコンとしておすすめです。

ThinkPad T470の詳細を見る

動画編集用PCのCPU

動画編集はパソコンに大きな負荷が掛かるため、CPUのスペックは重要なポイントです。
CPUのスペックと容量によって作業を安定して行えるか、エンコードをスムーズに進められるかが左右されます。
CPUのスペックが低いと、エンコードや動画の書き出しに時間が掛かってしまうので、最低でもCore i5またはRyzen5程度のスペックを備えたCPUを搭載したパソコンを選びましょう。

ストレスなく作業を進めようと思えば、Core i7もしくはRyzen7以上のスペックが必要で、メモリーは最低ラインとして8GB、可能であれば16GBあると安心して作業が進められます。

ThinkPad T470(Lenovo/ 20JNS1PH00)は、Core i5の第6世代でメモリーの空き容量は8GBあり、総合ランク、画面、動作すべてにおいてAランクに格付けられているおすすめ商品です。

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まとめ

CPUはパソコンの中で頭脳と言える中核的な存在であり、CPUの性能の良し悪しによって動作性が変わる重要な部品です。
また、パソコンの使用目的によって必要なスペックは異なります。

最新のオンラインゲームをプレイしたい場合や動画編集を行いたい場合は、ハイスペックなCPUを搭載したパソコンを選ぶ必要があり、
ビジネス利用の場合は持ち運びのしやすさや複数のアプリケーションを同時に立ち上げたときに快適な動作性が求められるでしょう。
一方、SNSやメール、インターネットサーフィンなどでパソコンを利用する程度なら、さほどスペックが高いものを購入する必要はありません。

中古パソコンは、1〜2世代前のシリーズなら最新版と比べてさほど遜色なく動き、新品より手頃な価格で購入できることが魅力です。
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