パソコンのスペックとは? 用途別の選び方を解説

パソコンのスペックとは? 用途別の選び方を解説
 

パソコンのスペックとは性能のことです。スペックの高いパソコンは、性能の良いパソコンという意味を指します。たとえ同じシリーズのパソコンであってもカスタムの仕様によってスペックが異なるため、パソコンを購入する際は1つひとつの項目をよく確認しましょう。

しかし「どこを確認すればいいのか分からない」「そもそも各スペックの意味を知らない」という方も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、パソコンのスペックの概要や、用途別の選び方、スペックの確認方法などについて解説していきます。パソコンを購入しようと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

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パソコンのスペックとは?

パソコンのスペックとは? 用途別の選び方を解説

パソコンのスペックは、以下のような内容に関することを指します。

  • パソコンの性能

  • パソコンの機能

  • 部品の名前や型番

  • サイズや重量

このようにパソコンのスペックとは、内部や外形に関する情報を指す言葉です。パソコン本体だけではなく、キーボードやプリンターといった周辺機器などにも使用されます。

また同じシリーズのパソコンであっても、カスタムが変わればスペックも異なるため、1つひとつの項目をチェックしなければなりません。

例えば、とあるパソコンのメモリが16GBと32GBの2種類があった場合、同じシリーズだったとしてもスペックが異なると判断できます。パソコンを購入する際はスペックを構成する項目を把握しておき、どのような性能を持っているかを確認することが大切です。

パソコンのスペックにかかわる10個の項目

パソコンのスペックにかかわる10項目は、以下のとおりです。

  1. OS

  2. CPU

  3. メモリ

  4. ストレージ(HDD・SSD)

  5. GPU(グラフィックボード)

  6. パソコンやディスプレイのサイズ

  7. ディスプレイの解像度

  8. 無線LAN接続(Wi-Fi)

  9. 接続端子

  10. 光学ドライブ

それぞれの項目によってパソコンにおける機能や役割が異なります。どのような機能や役割があるのかを詳しく見ていきましょう。

1.OS

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OSとは、パソコンを動かすために必要なソフトフェアのことです。Microsoft社のパソコンであればWindows、Apple社のパソコンであればMac OSが搭載されています。他にもさまざまなOSが存在しているものの、基本的には、この2種類のOSのパソコンであることが多いです。

なお、OSにはバージョンが存在しており、パソコンを修理する際など業者にOSを伝える必要があるときは、OSがどのバーションなのかも併せて確認しましょう。

2.CPU

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CPUとはプロセッサとも呼ばれ、パソコンの根幹となるパーツのことです。CPUはパソコンにおける頭脳部分にあたり、中央処理装置ともいわれています。パーツの制御やデータの計算などを行い、速度が速いほど処理能力が高いです。つまり、CPUが高機能であるほど、複雑な処理を素早く行えるパソコンといえます。
またCPUの性能は、以下のような指標を用いて表記します。

  • クロック周波数:数字が大きいほど処理速度が速い(〇〇GHzと表記する)

  • コア数:CPUの頭脳部分で、数字が大きいほど高性能である

  • スレッド数:CPUが処理できる作業数のこと

  • TCP:CPUの発熱量のこと

  • キャッシュ:記憶装置のことで数字が大きいほど情報の処理が速い

なお主なCPUには、インテル製とAMD製の2種類があります。ビジネス向けにパソコンを使うならインテル製、コストパフォーマンスを重視するならAMD製を選ぶ人が多い傾向です。

3.メモリ

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メモリとは、パソコンのデータやプログラムを記憶する装置のことで、CPUがアプリケーションを実行する際に必要とされています。メモリの容量が大きいほど一度に多くの作業を行えたり、負荷のかかる作業ができたりと全体の処理速度も速くなります。

そのため動画編集や3Dデータの編集などを行うのであれば、メモリの容量が大きいパソコンを選びましょう。特にノートパソコンの場合は、後からメモリを追加するのが難しいケースもあります。購入前に、どの程度のメモリ容量が必要なのかをよく確認しておくと安心です。

4.ストレージ(HDD・SSD)

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ストレージとはアプリケーションやデータ、システムなどを記憶しておく媒体のことです。パソコン上で作成したすべてのデータを保存できます。前述したメモリとの違いは、以下のように区別しましょう。

  • メモリ:データなどを一時的に保管する場所

  • ストレージ:データを恒久的に保存する場所

ストレージには、HDDとSSDの2種類があります。ともにデータを保存できる媒体であるものの、容量や処理速度に違いがあるため事前に確認しておきましょう。基本的には、以下のように考えていくのがおすすめです。

  • HDD:安くて大容量タイプであるものの、処理速度が遅い

  • SSD:HDDよりも処理速度が速いものの、高価格で容量が少ない

ただし近年はSSDの価格が下がっており、比較的安価で購入できるSSD搭載パソコンも増えています。

5.GPU(グラフィックボード)

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GPUとは、パソコンのディスプレイに文字や絵を表示させるための部品です。GPUが高性能であれば、美しい画像や映像を表示できます。GPUはCPUに内蔵されているタイプと、別途取り付けるタイプの2種類があります。

通常の使用範囲であれば、内蔵されたタイプで問題ありません。しかし画像や動画の作成、処理が目的でパソコンを購入する場合は、外部GPUを追加することで作業がスムーズになりやすいです。

6.パソコンやディスプレイのサイズ

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スペックを判断する場合は、パソコンやディスプレイのサイズもチェックしましょう。パソコンを使用する際に、携帯性と操作性のどちらを重視するかによって選び方が異なります。例えば、自宅や仕事場など特定の場所にパソコンを置いたままにするのであれば、より大きなディスプレイのパソコンを選ぶと操作性がアップします。

反対に、パソコンを持ち歩きたいと考えているのであれば、コンパクトなノートパソコンがおすすめです。比較的軽く折り畳んで持ち運べるため、好きな場所で作業を行えます。特に近年はリモートワークの普及でさまざまな場所で働けるようになったため、手軽に持ち運べるノートパソコンの重要性が高まっています。

7.ディスプレイの解像度

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ディスプレイの解像度とは、画面上にあるドット数のことです。ディスプレイ上にはドットや画素と呼ばれる小さな点が存在し、それらが集合体となって点灯することで画像や映像を映し出しています。つまりドットの数が多いほど、滑らかで繊細な画像や映像を表示できるのです。

また解像度が高いパソコンほど見やすくなるため、作業環境も良くなるでしょう。特に画像や動画の処理を良く行う方は、解像度の高いパソコンを選ぶのがおすすめです。

8.無線LAN接続(Wi-Fi)

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無線LAN接続とは、有線ケーブルがなくても無線でインターネットにつなげられる接続のことです。高速で安定したインターネット環境を作りたい場合は、なるべく新しいWi-Fiの規格に該当したものを選びましょう。

例えばWi-Fi6であれば、複数の端末からインターネットを使用しても、速度が落ちにくいといわれています。また障害物に強い2.4GHz帯と、他の電波からの影響を受けにくい5.0GHz帯と呼ばれる周波数を使えるため通信の安定性も高い傾向です。複数の電子機器を使う予定がある方は、無線LANの規格もチェックしておきましょう。

9.接続端子

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接続端子は、他の機器を接続させるために必要です。デスクトップ型のパソコンであれば十分な端子が揃っているものの、携帯性を重視したノートパソコンでは限られた端子しかないため事前に確認しておくと安心です。

一般的な端子の種類と概要は、以下のとおりです。

  • LAN端子:インターネットを接続する際に使用する端子

  • USB Type-A:キーボードやマウスなどを接続するときに使用する端子で、幅広く用いられている

  • USB Type-B:六角形で周辺機器側に接続することが多い端子

  • HDMI端子:パソコンとモニターを接続する際に用いる端子

  • DVI端子:古いモニターを接続する際に用いる端子

なお端子が不足している場合は、変換器を使うこと接続することもできます。

10.光学ドライブ

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光学ドライブとは、CDやDVDなどを読み書きできるドライブのことです。光学ドライブの種類によっては、読み書きできるディスクが限られるため、事前に対応範囲を確認しておきましょう。

なお最近のパソコンには、光学ドライブが搭載されていない製品も増えています。光学ドライブの使用頻度が低い場合は、外付けタイプを購入するのも一つの方法です。

【用途別】パソコンのスペックの選び方

パソコンのスペックは、用途によって正しく選ばなければなりません。ここからは、パソコンのスペックの選び方を4つ紹介します。

  1. 大学で使うなら、サイズやストレージの容量で選ぶ

  2. 仕事で使うなら、CPUが高性能なものを選ぶ

  3. 動画編集をするなら、高性能CPUで大容量メモリのものを選ぶ

  4. ゲームをするなら、求めるFPSの値でGPUを選ぶ

それぞれの選ぶポイントについて解説していきます。

大学で使うならサイズやストレージの容量で選ぶ

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大学の授業やレポートなどでパソコンを使うなら、サイズやストレージの容量で選びましょう。大学はキャンパス内での移動も多く、持ち運びに便利なサイズを選ぶのがおすすめです。目安としては、13.3インチ程度だと使いやすいでしょう。

また授業やサークル活動などで写真を保管することが多い場合は、ストレージの容量も確認しておくと安心です。512GBの大容量サイズを選んでおくと、不便さを感じにくくなります。

仕事で使うならCPUが高性能なものを選ぶ

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仕事でパソコンを使うのであれば、CPUが高性能なものを選びましょう。仕事で使うパソコンはセキュリティ対策としてウイルスソフトを入れることが多いです。また近年はリモートでの会議を行う人も増え、仕事をする上でCPUの消費が大きい傾向にあります。そのためCPUが高性能なパソコンを選ぶことで、使い勝手が良くなるでしょう。

なお、仕事でパソコンを持ち運ぶことが多い人は、ノートパソコンの利用がおすすめです。自宅でノートパソコンを使用する場合は、外付けモニターを導入しておくと、2画面になり利便性が向上します。

動画編集をするなら高性能CPUで大容量メモリのものを選ぶ

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動画編集でパソコンを使用するなら、高性能CPUで大容量メモリのものを選びましょう。CPUの性能が低いパソコンを選んでしまうと、編集作業に時間がかかってしまいます。おおよその目安として動画編集をするのであれば、Core i5以上のスペックがおすすめです。

また、動画編集する際の快適さはメモリの容量で決まります。そのため、メモリの容量は大きければ大きいほど良いでしょう。本格的な動画編集を行うのであれば、32GBあるのが望ましいです。

ゲームをするなら求めるFPSの値でGPUを選ぶ

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ゲームのためにパソコンを購入するのであれば、求めるFPSの値でGPUを選びましょう。FPSとはフレームレートとも呼ばれ、1秒間に何回画像を書き換えられるかを表したものです。1秒間に60回静止画を切り替えられるなら、60FPSと表記されます。FPSの数値が大きければ大きいほど滑らかな映像を映し出せるため、ゲームでリアルな映像を楽しみたい場合はFPSにも注目しましょう。

パソコンでゲームをする際は、60FPSを基準にするのがおすすめです。60FPSあれば、十分滑らかな映像を楽しめます。

パソコンのスペックの確認方法

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パソコンのスペックを確認する方法は、WindowsとMac OSとでは異なります。ここでは、Windows10とMac2つの確認方法を見ていきましょう。

Windows10の場合

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Windows10の場合は、以下の手順でスペックを確認可能です。

  1. Windowsのメニューから設定を選ぶ

  2. システム→バージョン情報の順にクリックする

  3. デバイスの仕様とWindowsの仕様からパソコンのスペックを確認する

バージョンによっては、バージョン情報の次にシステム情報をクリックする必要があります。

Macの場合

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Mac OSの場合は、以下の手順でスペックを確認可能です。

  1. 画面の左上に出てくるメニューバーより、Appleのアイコンをクリックする

  2. 「このMacについて」をクリック

  3. 「詳しい情報……」をクリックしてスペックを確認する

開いたポップアップにOSやCPU、メモリが表示されます。ポップアップの上部にあるストレージをクリックすると、HDDやSSDも確認可能です。

まとめ

パソコンのスペックというと「分かりにくい、難しい」という印象を持ちやすいですが、それぞれの項目を区別して確認していくと、意味を理解しやすくなります。パソコンのスペックを理解していれば自分の用途に合った製品を選べたり、業者に具体的な説明をしやすかったりするため、より快適にパソコンを使えるようになるでしょう。

またパソコンをなるべく安く購入したい方には、中古製品もおすすめです。通販専門店「Be-Stock」では中古パソコンを専門に扱っており、さまざまなスペックのパソコンを取り揃えています。1年間の無料保証が付いていたり、購入から10日以内であれば交換サービスにも対応していたりするため、安心して購入できます。今まで中古製品を購入した経験がない人でも、お気軽にご相談ください。

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